t神谷塾からのメッセージ

時間をどうやりくりするか

この塾は、簡単にいえば「理数専門」です。塾長(神谷)が力になれそうな科目に絞ったということです。"理系の塾"ですが、学校での文系・理系の コース選択とは別に関係ありません。やがて迎える大学受験に真剣に立ち向かおうという人であれば、大歓迎です。塾長も受験時代に数学や物理で苦労したほう なので、同じ苦労をしている人を助けたいのです。高校理科の教員免許がありますが、有機化学と生物は"守備範囲"を超えますので、この2つは理学部の現役 の大学生に手伝ってもらっています。

勉強に100%の完成はありません。高3の冬までにどこまで完成度を高められるか、時間とのたたかいです。"締切"は意外にすぐやってくるものなの で、ただマジメにやっているだけではきっと間に合いません。時間をかけなければ習得できないことにはもちろん時間をかけるべきですが、高校生も忙しい 身。結局「時間をどうやりくりするか」で勝負が決まってくるように思いますね。

解けるんだけど、なんだかモヤモヤする…という状態は、1枚の図解で青空が広がるように解消することがあります。スキッとした頭 で、そこから先はペースが上がるでしょう。また、機械的にやれる部分はテキパキと処理できるようにして、「いかに本質的な部分にじっくり取り組む時間を作 り出すか」も重要です。この塾では、それを手伝いたいと思っています。

予備校に行こうかな…?と考えている君へ

高校の成績も、模試の成績もぱっとしない。あちこちわからないことだらけ。受験も近づいてきたし、予備校の現役生コースに通ってみようかな…なんて 思っている人も多いにちがいない。だが、ちょっと待って。

「高校の授業では物足りなくて、もっと進んだ勉強をしたい」とか、「難関大学・学部が志望なので、本格的な受験指導を受けたい」という人には、がん がん引っ張ってくれる予備校の環境は合っています。しかし−−もしも君が日常の予習・復習もままならず、毎週の課題に苦しんでいるような状態であったとし たら、予備校に行っても何も解決しないと思う。予備校の授業のほうが高校の授業よりハイレベルだろうし、進度が速いはず。したがって予習も大変。予習をし て行かなければ、先生が解くのを見て(写して)いるだけになる。すると、高校で過ごしている時間とよく似た、受け身の、そして高校以上に中身はわからな い!という時間が増えてしまうことになります。君に必要なのは<受け身の時間>ではなくて、<自分の力で考える時間>なのではありませんか。

1日の持ち時間は、誰にも平等に24時間。<受け身の時間>が多いほど<自分の力で考える時間>は少なくなるのだから、前者を減らし後者を確保しま しょう。そして、独力できついと ころをだれかに 補助してもらえばいい。この塾ではそれができます。時間を気にすることもありません。

まず、日常の課題を完全に消化してほしい。それが基本です。せっかく高校に通っているのだから、高校で用意される勉強材料を最大限利用するべきで す。「基本」があたりまえのようにこなせるようになったら、君の志望レベルに合わせた適切な参考書を紹介していきます。自分でやりたいものを探してきても いい。それを計画的に進めていけば、高校とこの塾とのセットで入試を突破できるにちがいありません。


数学の勉強の「効率」とは

かつてユークリッドは怠け者の王に向かってこうたしなめたそうです。「幾何学に王道はありません」。聞いたことがありますよね。難しい概念は昔の天才たちが努力に努力を重ねて確立してきたものなのだから、そうツルツルとはわかりません。難しいのは当然です。たとえば微積分には300年もの歴史があります。これに悪戦苦闘している人も多いと思うけれど、淡々と学んでください。そのうち、たとえば「整関数のふるまいを決める本質的要因は最大次数の項だ」ということが実感できてくると、「人間界のぐちゃぐちゃと複雑怪奇な問題の諸要因のうち何が本質的なのかを見抜く」というような感覚に通じる手応えをつかめたりします。無機的に思える微積分も意外に人間くさいのかも知れないし、けっこう面白いものなんです。

中学時代からの習慣でなんでもかんでも丸暗記する癖がついていたら、改めるべきです。"数学は暗記だ"という主張もありますから、煽動されてしまっている人もいるでしょう。しかし仮に『チャート』に載っている解法すべてを記憶できたとしても、入試では結局それらを単純には適用できないような場面が多いのです(反面、解法がいくつかあることも多い)。また、丸暗記した内容について「それはなぜなのか説明せよ」という問題に対しては手も足も出ません。そんな丸暗記などという苦役ではなく、問題演習を通じてその分野の本質をつかむように努めていれば、未経験の問題を前にしても何をすべきか洞察できるようになります。数学の勉強でもしも「効率」を論ずるのであれば、これこそが「効率」ではないでしょうか。そうであれば、本質をつかむのに有益な問題(=たいてい有名な問題)に、いろいろな角度から切り込む(=別解をいくつか考える)という機会を週に何度かつくっておくと、とても効果があります。それは同時に「効率」的な入試対策にもなるのです。