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小学生のご父母様へ

小学校は休み過ぎである

このところ、子どもたちの算数の力が落ちてきていると感じます。神谷塾を始めて10年あまりですが、この間に、当塾に通う子たちを教えているだけで、学力低下の傾向は肌で感じられます。たとえば--

  • 十進法による位取りができない。億とか兆の「大きな数」が読めないし、書けない。 100倍せよ、というときに筆算をする。「百の位を四捨五入して 15000になる数の範囲」の意味がわからない。
  • 「キロ=1000倍」「ミリ=1000分の1」が身についておらず、 1m=100mmなどとやる。
  • 1平方メートルの意味がわからないので「1m2=100cm2 」…※1とする。
  • 1リットルという体積のイメージがなく、「1L=100cm3 」…※2とする。 500ミリリットルのイメージもなく、それが1リットルの半分という知識もないので、※2がおかしいことに思い至らない。
  • 「隣の駅まで3m」とか「自転車の車輪の直径が200cm」などと答えて変だと思わない。

--などなど。枚挙にいとまがないとはこのことです。上のようなことを理解し損なっている子はもちろん以前からいましたし、算数だけの問題でもないように思いますが、それにしてもこのごろやけに多い。また、小学生のしかるべき学年にマスターできないために、高学年になってもわからないまま。そして、中学生になってもわからないままです。

それでは困る。自分も困るし、社会に出れば周囲の人にも迷惑が及ぶ可能性があるでしょう。その前に、最低限の算数ができなければ就職は危ないのではないでしょうか。上記のようなことを含む必要最低限の数学力をつけるのが義務教育のひとつの役割のはずですが、実行できていません。

小学生の低学力化の最大の原因は、学校の休みが多すぎることだと私は思います。私は「土曜の半ドン復活」論者なのですが、昔は当たり前だった土曜午前の4コマが今はありません。1日あたりの授業時間数も減り、ただでさえ教科の指導に割く時間は足りないのに、総合学習で午前いっぱい外出していたり、学習発表会(昔は学芸会といった)の準備にものすごい時間をかけたりしている。土曜や日曜に授業参観を2時間もやれば、明けた月曜は代休。祝日が増え、その多くは月曜に配置されているので、しょっちゅう3連休がある。4日勉強して3日休みでは、学習内容が定着するはずがないのです。

もちろん、原因はほかにもあるでしょう。教科書のつくりが悪く、肝腎なことが書かれていなかったりすることも一因でしょうし、煩雑な事務や学級運営や父母への対応などで教師たちが疲弊していることもまた一因でしょう。クラスが荒れていて授業にならないという話もよく聞きます。教師の熱意も不足しているかも知れませんが、子どもに接する大人全体が「地道な勉強の大切さ」を伝える努力を軽んじてきたという気もします。それやこれやのツケが回ってきているということなのでしょう。なんとかしなくてはなりません。

指導要領が変わりました。しかし…

「ゆとり教育」すなわち「低学力化」路線だとして批判の多かった前の学習指導要領。2011年度からの新指導要領では大きく梶を切り、前の指導要領に移行する際ばっさり切り落とされた「3割」の部分がおおむね復活しました。新しく加わった内容もありますし、学年を変えて教えることになった内容もあります。これは算数で非常に顕著です。

学習内容が増えるのは結構なことに違いありませんが、子どもたちの負担感は非常に大きいでしょうね。ついこの間まで遊ぶだけ遊ばせてきたものを急に勉強しろと言っても無理です。消化不良を起こすのは目に見えているのではないでしょうか。また、授業時間数全体がそもそも不足している状態では、物理的にも難しいことでしょう。

あえて言えば、小学生は一時期、ろくに勉強させてもらっていなかった。緊急にその手当が必要だと言えましょう。まずはご家庭、そして塾の役割がますます重くなってきていると感じます。

学校の成績が良ければ大丈夫か

残念ながら、小学校の評価はほとんどあてになりません。概して基準がユル過ぎるので、そこで「よくできる」と言われたところで意義は認めにくいのではないでしょうか。仮にお子さんの学力が不十分でも、親も子もそれを意識できない仕組みになってしまっています。中学の通知票も小学校のそれに近づいてきて、「5」や「4」という評定と学力との乖離(つまり、「この子も5なのか」というような)が目立つ気がします。

「勉強がうまくいっていないようだ」とご両親が気づくのは中2の2学期あたりが多いようなのですが、そのときには小学算数から復習しなくてはならないことも珍しくありません。中学生ですから中学数学もどんどん進みますし、定期試験もあります。同時進行で勉強するのは非常に大変です。でも、やらないことにはわかるようになりません。小学生のうちに自覚して勉強してさえいたら、そんな辛い思いをせずに済んだはずなのですが…。手当てが遅れるほど挽回に時間がかかるのはもちろんです。

高校以降のことも視野に入れましょう

もう一点。指導要領や教育内容のまずさもさることながら、「自分で勉強を進める力」というものが中学生・高校生から失われつつあるようです。このことに対して、いわゆる「塾」の影響力は計り知れないものがあると言えるでしょう。高校受験までは内容がそれほど難しくはない(北海道の公立高は特にそうです)ので、塾のスケジュールに乗って授業に身を任せていればなんとなく点が取れるようになり、入試にも受かってしまいます。入試は合計点の勝負ですので、何か重要な部分を学び損ねていても、そこそこ高偏差値の高校に入学してしまう場合があるのです。自分の勉強不足と正面から向き合う機会を逸したまま…。

高校受験まではなんとか切り抜けたとしても、そこから先が大変です。高校入学後にどの教科が(それなりに)過酷になるかといえば、筆頭は数学です。内容は高度になり、抽象的な内容を図解したり実験したりしながら根気よく思考することが要求されます(常人には暗算は不可能になります)。加えて(それなりに)膨大な量の問題演習が課題に出ますので、やってもやっても終わらないという苦しさを経験します。いちいち人に教わっている暇はありません。できることは自力でどんどんやらなくてはならないのです。ここで、中学時代までにそれができるようになっているかどうかが問われることになります。また、それが可能となるべき年齢だからこそ、高校の教育はそうなっているのでしょう。(こんなことは、中学でも塾でも教えてくれません)

数学を好きであるか、志望大学などの明確な目標があれば乗り越えていけますが、そのいずれでもなく、中学時代のような気分で構えていると厳しい。まず課題を終えられなくなります。「1、2問解けないものがある」という状態ではないのです。あっちもこっちも解けない。課題が終わらない(=必要な練習メニューを消化できていない)と、試験で目を覆うような点数を取ってしまう。このようにして、入学直後の4月・5月でかなりの数の高校生が数学で頓挫してしまいます。どんな進学校に進んでも同じ。むしろ、高偏差値の高校ほど要求されるレベルは高いので、事態は深刻だと言えましょう。

数学が特に得意ではなくとも、大学受験を闘えさえすれば道は開けますし、理系学部でも高等数学を駆使したりしない方面はたくさんあるのです。数学から「撤退」しないことが大切です。数学から撤退してしまうと、まず進路の選択肢が狭まります。できれば学費の比較的安い国公立大学にとお考えの方は多いと存じますが、国公立大学の大半はセンタ-試験で数学を課します。理系文系を問わず、2次試験にもあるところが多い。次に、論理的思考の貴重な訓練の機会を失うことにもなります。数学は論理的思考力を鍛えるのに最も適した教科のひとつで、10代にした数学の訓練がおよそすべての学問分野の基礎基本となるはずです。理工系はもちろん、たとえば政治や経済のことを考えるのにも論理は必要です。そもそも論理的思考の不要な学問というものはないでしょう。だから国公立大学では文系でも数学の試験があるのです。

学習習慣をつける

小学校・中学校・高校・その先…と勉強を続けていくためには、勉強が生活の一部になっている必要があります。低学年のうちに、毎日一定時間以上、机に向かう習慣をつけることが大切です。

なぜ「毎日」なのでしょうか。小1~小2の易しい内容ならば週に1回でまとめてできてしまうかも知れませんが、学年が進むと学習内容が高度化・抽象化するため、それではやっていけなくなります。無理をしてできたとしても、身に付きません。したがって毎日コツコツと進める必要が生じるのですが、易しい内容をコツコツできない子が、難しい内容を急にコツコツとやれるようにはならないでしょう。だから、低学年のうちに「毎日」なのです。

小学校で提供されるものだけでは十分ではありません。適当な質と量の勉強材料が必要になります。勉強しやすい材料さえあれば、お子様は机に向かう気になるものです。また、勉強の場は勉強机である必要はありません。食卓で、お母様・お父様のそばで勉強したほうが捗るのであれば、そこでいいのです。(ただし、このときはテレビが消えていなくてはなりませんね)

勉強や受験に関することなら、どんなことでも結構です。

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