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公民の勉強を始めよう

連休明けの5月12日に書いた記事「社会科の進度が遅い件」の続きです。
中3の皆さんの学校では,社会科の授業はもう公民に入っていますか。「当たり前だろう」と言う人は幸いです。正味で残り4~5か月となった中3の学年で,公民をきちんと教えて卒業させよう(高校入試を受けさせよう)--という意思が先生方にあると期待できるからです。授業にしっかりついて行ってください。
2学期には学力テスト総合ABCがあり,それぞれ
 A(9月11日) 現代社会・日本国憲法
 B(10月10日) Aの範囲+人権保障・国の政治 
 C(11月7日) Bの範囲+地方自治
(手許に今年度の出題範囲表がないので昨年度の内容を書いています。例年こんな風です)と,公民分野の前半からきっちり出題されます。
道コンでも,
 第3回(10月19日) 現代社会 人権思想と日本国憲法 基本的人権 …①
           選挙と政党・三権のはたらき …②
           【①から1題必答,①②から2題中1題選択】
 第4回(11月23日) 第3回の範囲+地方自治【必答】
 第5回(1月11日) 第4回の範囲+消費・市場と企業・金融【必答】
 第6回(2月1日) -入試予想問題につき出題内容は秘密-

という範囲で出題されます。第2回(8月11日)では範囲は地理・歴史のみです。
これらを利用して学習内容のまとめをしていけばそのまま入試の準備になります。がんばってください。
さて--
中学によっては今やっと歴史の終盤というところもあるに違いありません。せめて夏休み前までには歴史を“効率よく”終わらせてしまおう,という程度の意思は先生方にはあると期待したいところです。しかし,だとすると,公民は涼しくなるころに始まり,残り正味3~4か月の期間で“効率よく”授業をされるか,下手をすると(先生方が…)入試までに公民が終わらない(!)可能性があるわけです。
実際,西区のある中学では「学力ABCに授業が間に合わない」ということがしばしば起こっています。重症ですね。呆れている場合ではないのですが。
前の記事にも書いたとおり,公民は大人も普段関知しないような政治や経済の初歩を学ぶので,14~15歳の少年少女には難しいものです。歴史以上に“効率のいい”学習などできません。“効率のいい”授業をされてしまうか,下手をするとABCとか高校入試に間に合わない可能性がある皆さんは,今日からでも公民の学習を自主的に始めてください。自分の学力は自分で守らなくてはね。
教科書の最初にある「現代社会」のところは自習しにくいので,小6で少し学んで予備知識があり,歴史とも重なる部分のある憲法と政治のところから始めるのです。教科書を読んでノートに整理していくのがお勧めですが,これが要領良くできない人は,教科書を読みながら中学や塾のワークの基本問題を解いてみるだけでもいいでしょう。「一問一答」形式の問題ならすいすい行けるはずです。なにより手を動かして書いてことが大切です。
公民の憲法・政治の分野では「国の交戦権の否認」とか「内閣の助言と承認」とか「健康で文化的な最低限度の生活」といった憲法の文言を理解・記憶する必要がある。また,その後にくる経済分野とか国際社会のところは政治分野以上に難しいように思います。ぜひとも早めに着手してください。公民の授業が順調に進んでいる中学の人も,予習を進めておくと絶対にいいですよ。

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