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反応がない

いつごろからか、小中学生と接する際、その「反応のなさ」に戸惑うことが増えてきた気がします。どこが間違っているか、この書き方のどこがまずいか、それはなぜか…といった学習内容のことや、こことここを宿題にするから…という事務連絡のようなことを話すと、全体のごく一部ではあるけれど、何の反応も返して来ない子がいるのです。
教師ひとりで複数の生徒に話す場面であれば、それはあり得るでしょう。でも、一対一で話しているのです。いちいち「はい!」と返されてもそれはそれで騒々しいしお互いに大変なので、それはしなくていいのですが、せめて「うなずく」ぐらいしないものでしょうか。…しないのです。
ここ半年くらいを振り返ってみると、気になったのは、中1男子、小4男子、小3男子。ウンともスンとも言わないし、うなづきもしないし、表情も変わりません。つまり固まっています。反応を返さないということは、大人であれば、お前の話には納得がいかない、承伏しかねる、その手には乗らないぞ…という意思表示にもなるわけですが、そういうことではなさそうです(笑)
その後の様子を見るとこちらの言ったことは伝わっているようではあるけれど、話しているその場ではなにしろ反応がないので、伝わっているかどうかわからない。だから手応えがなく、落ち着かないのです。あげくに「聞こえてるか?」というのが口癖になりかけました。
そういえば女子ではこの件が気になった記憶がありません。うなずかなくても、ちょっとした視線の動きや目の色の変化などで「ああ、伝わっているな」とわかるのです。男子に固有の現象?
高校生に対してはそういう経験はなかった気がしますから、発達段階の問題かと考えましたが、小学生でも大半の子では気にならないのです。先の中1男子は学力はある子なので、学力との相関があるわけでもなさそう。
一対多の授業であれば、話に集中してか、あるいは退屈でか、生徒たちが微動だにしないことはよくあることでしょう。教師が何か言うたびにいちいち全員がうなずいていたらそれは変です(笑)。ふだん学校でそうやっているから、一対一になっても「大人から何か言われても固まっている」習性がついているのでしょうか。
あるいは、目の前に起きるすべての現象を、彼らはまるでテレビの画面を見るかのようにとらえているのでしょうか。テレビだと思えば反応を返す必要はないわけですからね。
まあ原因は何であれ、反応してくれないと指導できませんから、反応のない子には「反応しろ」と教えることになります。そんなことから教えなくちゃだめか、と少し考え込む今日このごろ。

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