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ポスティング日和

今日は朝から夏期講習のチラシのポスティング(郵便受けに入れる)をしていました。札幌は爽やかな晴れ、予想最高気温は25℃。2時間ほど塾の近所を歩き回り、かなり汗もかきましたが、気分の良い仕事でした。日曜に長男の少年野球に付き合っているせいで私はすでに十分日焼けしているのですが、今日また紫外線をたっぷり浴びたので、さらに焼けました。いまや、私は塾のどの生徒よりも焼けています(笑)。
こういう作業をしている時、ある楽曲が頭に浮かび、こびりついて離れないことがあるでしょう。私の場合、あるときはブラームスの第1交響曲だったり(全曲口ずさむと45分かかります)、またあるときは A Hard Day’s Night だったりします。で、今日はなぜか「北の国から」のテーマでした。あ~あ~~~あああああ~~~あ~~。
ポスティングを始めたのはちょうど1年前。以来、内容を変えて1~2か月に1度の割合でしています。かつては新聞折り込みが当然と思い、B4カラー用紙の両面をびっしり文字で埋めたものを出していました。しかし、私のエリアにまんべんなく、しかも新聞各紙に折り込もうとするとけっこうな枚数になり、印刷代も、折り込み費用も、私にとっては莫大な額になってしまいます。1シーズンに1回出せればいいほうでしたが、大手の塾はカラーの巨大なやつを毎週のように入れてきます。同じやり方では太刀打ちできません。
それで、新聞折り込みはきっぱりとやめました。ホームページは整備してあるので、インターネットで探してくださる方には情報は伝わります。ただ、塾生がいちばん多いのはやはり塾の周辺で、ネットをご覧にならないご家庭ももちろんあります。そこで、守備範囲はぐっと狭くなるものの、塾の近所にしぼってポスティングをすることにしたのです。B4カラー用紙というのもやめて、A4の白紙に黒一色で刷ります。チープな感じはしますが、中身で勝負です。また、安くあげる分、回数を増やすことにしました。
さて、当初はいかにも原始的な方法に思えたものですが、始めてみるといろいろな効用があることに気づきました。


まず、自分のエリアの隅々まで頭に入るようになります。開業する前にもずいぶんと歩き回りましたが、同業者の所在にばかり目が向いていたので、どの辺りに中学生が多そうだとか、お年寄りが多いとか、小さな子のいるご家庭が多いとかは、全く目に入っていませんでした。今になってようやく土地勘のようなものが備わってきている気がします。
また、ポスティングを自分でするのは何かと効率がいいのです。新聞折り込みにしても、ポスティングを業者に頼むにしても、事業所にも、子どものいそうな家にも無差別に撒かれてしまいます。したがって少なからぬ量が無駄になるわけですが、自分でやればそれがありません。ああ、ここはお年寄りの世帯だな、とわかれば(入れてもご迷惑なので)入れなければいいのです。さらに、新聞折り込みもポスティング依頼も札幌では1枚3円というのが相場らしいですから、その費用の節約にもなると。
それなりのまとまった枚数を撒いても、反応は全体の0.05%あればいいほうです。妻とふたりで1万枚撒いたことがあるのですが、問い合わせは5件でした。5千枚ならせいぜい2~3件とか、やっと1件ということもあります。でも、それで生徒がひとりでも入ってくれれば採算は合うのですから、ポスティングの意義は十分にあるのです。
いま、マンションというマンションには監視カメラがついていて、挙動不審者がいれば管理人さんがすぐ現れます。私は挙動は不審ではないつもりですが、ご覧のように風貌が不審(笑)なので、怪しまれないように、「こんにちは~」と声は出しませんがそういう愛想のいい顔をして立ち入るようにしています。カメラに向かって微笑んでみたりもして、けっこう気を遣うのです。
チラシ一切お断りというマンションでも、管理人さんに頼めば「塾ならいいよ」と言ってもらえることがあります。しかしその一方で、警戒厳重、扉を開けることすらできない建物も増えています。こんなにでっかいマンションなのに1枚も撒けないのか、と入り口で地団駄踏むこともしばしばです。
ところで、ポスティングにはもうひとつ効用がありました。この仕事をしていて不安なことのひとつは身体の衰えです。私の場合、どこが弱ったといって、脚ほど衰えた部位はありません。独立開業してからは教室を移動することもなくなりましたし、通勤はたいてい車(たまに自転車)ですので、お恥ずかしい話ながら40歳を過ぎてからめっきり脚力が落ちました。これでも高校までは体育会系、前職(教師の前)は地質調査業で、重い機材をかついで山中をうろうろしたりもして、技術系サラリーマンとしてはまずまず健脚の部類だったのに、です。だからちょっとでも自分の足で歩く機会を大切にしなくてはなりません。そのためにも、ポスティングはなんとしても、たとえ生徒があふれるほど集まるようになったとしても、続けなくてはならないな、と思っています。

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