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まとめの方法 その1:紙とエンピツ

2003年に『神谷塾だより』に連載した「まとめの方法」を、修正しつつ再度連載することにしました。神谷塾のHPでご覧いただけますが、こちらにも載せておきます。
◆用紙
「まとめノートを作る」のが目的であれば、ルーズリーフが便利だろう。ファイリング用の穴は開いているし、ページの並べ替えや差し替えが簡単で、紙も無駄にならない。ただし、まとめの目的は「ノートを作る」ことではなく、「頭を整理する」ことのはず。だから、「テーマ別に大事なことを書いた紙が束になっている」状態を想定して始めるのでも十分。初めは数枚の紙をクリップで留めておく程度でも、それは立派な成果だ。むしろ「量が増えてきたし、そろそろファイルしておくか」という段階になってから、おもむろに適当なバインダーを買ってきたりするのがいい。用紙はノートの断片・レポート用紙・グラフ用紙…とばらばらでいいが、大きさ(B5とかA4)は同じにしておいたほうが便利。実は、罫線も方眼もない、コピー用紙のような<真っ白な紙>が最も優れているのかも知れない。(詳細はその2:「何も見ずに書く」で)
◆筆記具
カラフルに書くのは楽しい。「重要語は赤で」と決めてやるのもいいだろう。だが、そこをぐっとこらえてエンピツだけ(黒一色)でどんどん書いていくのを勧める。これまた「何も見ずに書く」と関連するのだが、いま整理しようとするのは他でもない自分自身のアタマのためであって、誰かに仕上がりを評価してほしいからではないはずである。キレイに書こうとすると時間ばかりかかってたいした勉強にはなっていないことも多い。また重要語を色分けするにしても、レベル別に赤・青・緑などと決めると逆に「これはどの色がふさわしいだろう」などと要らぬ気づかいをすることになる。そうでなくともペンを持ち替える際に思考が寸断されてしまう。そもそも重要度“赤”のものはもう頭に入っているだろうし、むしろ頻出ではないが理解不足でキケンな感じがするものを赤字にすべきなのだ。書き始めたらなるべく中断せずに書けるだけ書く。「ここがわかってなかった」とか「いつも間違える」という箇所には、下線を引けば十分。着色はあとですればいいのである。

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