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ペンと記号を追加した

このブログのいちばん最初の記事「ごあいさつ+4種類のペン」で、こんな↓ことを書きました。(2006年6月)

…マルを付けてあげる際のペンですが、「神谷塾式」では4種類用意します。赤色の細いペン赤色の太いペン青色の細いペン青色の太いペン。最初は「赤細」でマルとバツを付け、お子さんが自力で直した2度目は「赤太」でマルとバツ。ヒントを出したあとは「青細」でマルとバツ、それでも解けなかったものには、最後に「青太」でマルを付けます。「赤細」か「赤太」のマルが付いているものは、自力で正解に至ったものですから、まず大丈夫でしょう。「青細」と「青太」のものは、そのときは自力ではよくできなかったものなのですから、あとでしっかり復習したほうがいいですね。

このようにしていましたし、今でも実行していますが、どうも4種類では足りない気がすることも多かったのです。それで、この夏からもう1色増やしました。教わる方も教える方もたいそう苦労した、というようなときに、後で見てすぐわかるように水色のマーカーででかでかとマルをつけることにしました。
もうひとつ、かなり前からずっと考えていた問題があります。個別指導を受けている生徒たちの多くは頻繁にケアレスミスをします。数学で言えばマイナスがなかったり単位を間違えたり。英語なら、筆頭は三単現のsであり、複数形のsであり、母音の前のanであり、クエスチョン=マークであります。英文はしっかり過去形で書いてあるのに現在形で訳してみたりもする。make の過去形が maked などとなっていたりもする。
何でもないことを「あっさり間違える」--と私は言っているのですが--のはいったいなぜなのか。そして、どうしたらこの「あっさりミス」を減らせるだろうか。生徒の出してくるものにマルバツをつけながら、ずいぶん考えました。
「あっさりミス」が発生する原因は、たぶん私や学生スタッフにも、生徒たち自身にも、あるのでしょう。私やスタッフがマルをつけるので、生徒たちは間違っていたら間違っていると教えてもらえる。間違っていたらそれを直してまた出せばいいから、とりあえず出してみればいい--
全部がそうではないとしても、テキトーに答を書いていることは少なくないように思えます。じっさい、最初はノーヒントで返して直させるのですが、間違っていると指摘さえされれば一発で直るのです。それならば、どうして最初から正解を書けないんだ…!
こういう方式でやっている以上は、避けられない現象なのでしょうか。試験ではないのだし、間違っていても実害はありませんが、そういう緩い心構えで勉強していていいとも思えません。
いや、実害はありました。大勢の生徒の「あっさりミス」をずっと見ていると、ああまただ、こいつもだ、このばかたれが…と、だんだんイライラしてくるのです(笑)
試験のような緊張のない状態で「あっさり」間違えていれば、試験の緊張下ではもっととんでもないミスをしそうです。普段はテキトーでも試験のときはちゃんとやれる、というのは、たいていの生徒にとっては当たらないでしょう。
折しも進学相談会のシーズンです。保護者の方にも「あっさりミス」がなくならないことを正直に伝え、解決策を探してるところです…という話をします。結局、本人がイタイ思いをしなければ直らないでしょうね、という点で同意を見て、半ば冗談で2つほどアイディアが出ました。
(1)「あっさりミス」ランキングを教室内に掲示し、時々刻々と更新する。マルバツをつけるたびに「中3Aくん、2つ追加」「中2Bくん、3つ追加」と、全員に聞こえる声で言いながらスコアをつけていく。
これは、ものすごく混んでいた上に「あっさりミス」も多くて疲れはてた日に、本気で実行しようと考えた手です。いくらなんでも陰険に過ぎるかな、と思いとどまったのですが(笑)
(2)ポイント制にして月末ごとに保護者に報告する。「あっさりミス」1回につき平常は1ポイント。道コンなどのときは1回5ポイントとして、<ひと月の間にたまったポイント数×10(円)>をお母さんに払いなさい。というもの。
たいていの子は毎月1000円くらいにはなるはずですよ、と言ったら、ぜひやってくれ!と多くのお母さんから支持をいただきました(笑)
「ポイント制」は私もなかなかいい手だと思ったのですが、記録をする余裕がありません。それで、とりあえず昨日から「あっさりミス」をしたことがあとでわかるように、緑色のマーカーででかでかとと横に書くことにしました。Aは「あっさり」のA。
「これは『あっさりミス』の記号だからね。こんなのを間違ってくれるなよ、という印だと思ってくれ」
そう説明しながら返します。やってみたら、私の感じる限りではなかなかいい具合です。余計な記号が増えて目障りだな…という表情の生徒が多い。嫌なんでしょう(笑)
こんなことで「あっさりミス」が減っていけばいいなと期待はしていますが、さてどうなるでしょうか。

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