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11月1日~11月15日

今回は偶然にもロックがらみ2話が中心です。いずれも日米のロック界の巨人でかつ故人。
kiyoshiro
某日 忌野清志郎『ロックで独立する方法』(太田出版)を読了。山崎浩一氏による長い長いインタビューをもとに、ほぼ全編が忌野氏の独白(講義?)という形式。バンドマンとかロックンローラーのために書かれているようでいて、しかし世間一般の大人とか、これから大人になろうとしている人に向けての、静かだが熱いメッセージが込められている。読んでいて「塾屋の仕事もロックかも知れない」とちょっと考えた。

某日 前日の昼食後から右上の奥歯が「いずい」。何か挟まって歯が圧迫されているような感覚。それでデンタルフロスや歯ブラシでしつこく掃除していると、それでどこか傷つけたのか、虫歯の痛みのようになってきた。それでこの朝まで気になって気になってしようがない。歯医者を予約したがこの日は塞がっていて翌日まで待たねばならない。歯のことを忘れるほどの刺激を受ければ翌日までガマンできると思い、急遽マイケル=ジャクソン(以下MJ)“THIS IS IT”を観に行くことにした。
 既によく知られている通り、予定されていた公演のリハーサルの模様を編集したもの。完成してしまっている本番よりも、スタッフの呼吸を合わせていく過程の見えるリハのほうが数段面白いものかも知れない。昨年観たローリング=ストーンズの“Shine A Light”も面白かったが、こちらは公演の本番の映像が中心だった。
 私はMJという人は踊りにウェイトがかかっていて、自分のヴォーカルとかバンドの音とかをあまり意に介さない人であるように思っていた(偏見)のだが、どうしてどうして、ベースをもっときかせて、とか、そこは「入り」が早すぎる、とか、コードをシンプルに、とか、バンドへの注文が細かい。女性のリードギターに「ここは君の見せ場だから一番高い音を出せ」と何度も一緒にやってみたり。MJ自身のヴォーカルも(これまで注意して聴いたことがなかった)なかなか聴き応えがある。キーボードのコードのことで「最初のレコーディングの時と同じ音を聴衆は期待している」と言っていたのにも恐れ入った。聴衆のことをそこまで考えていたとは。
 踊りはもちろんすごい。何でもないような場面で前後左右、自由自在にムーンウォーク(以下MW)が入っていて、脚を見ているだけで面白い(顔のアップはやはりちょいと気色悪い)。いまや踊りをする人なら基本技術かも知れないMWも、やはり“本家”は筋金が入っている気がする。「ジャンクソン5」時代の、つまりMJがお子様だったころの映像で、なんと当時すでにMWらしきものをやっていた。さすが本家。
 才能と自信と余裕から来るものかも知れないが、スタッフには極めて優しい。何やら注意をするとき「怒ってるんじゃないよ。愛なんだ」と言っていたのが印象的。それが全体の成功につながるんだからねー。生徒相手に使えないかととちょっと考えたけれど、恥ずかしくて言えないセリフだ(笑)。あと、「ありがとう」と言うのに続けて“God bless you!”(神の祝福のあらんことを:仮定法現在)とよく言っていたなあ。
 それにしても信じられないのが、これが撮影されたほんの数日後?に謎の死を遂げることです。選び抜かれた若いダンサーたちがヒーヒーと息を荒くしているのに、50歳のMJは平然としているのですからね。
某日 MJのおかげで気にならなくなっていた歯痛は初期の虫歯だった。昔治療して金属が埋めてあったその周辺から進行してぽっかりと抉れていた。外からは虫歯とは認められないくらい。「こんな軽度なのをよく気がついたねえ」と感心されてしまったが、この歳で虫歯になるのはたぶん反省すべきことであろう。昔の詰め物ごと削ったあと被せ物をして2回で完治。

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