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2010年度公立高校入試について(特に学校裁量問題)

[ 本日付けの『神谷塾だより』に以下のことを書きましたので、ここにもアップしておきます ]
昨年春の入試で学校裁量問題の様子がわかって、受験生は具体的に心の準備をすることができるようになり、各塾では対策も行われました。その結果、裁量問題採用の各校の今年の合格最低点は多少は伸びるのだろうと思っていました。が、例えば最難関の札幌南で、予想合格最低点(道コン受験者の自己採点結果による)はランクAで223点、Bで233点、Cで238点(各ランクの中央での値)と、昨年度とさして変わりはありません。つまり、塾が「裁量問題対策授業」をしたからといってすぐに得点に反映するわけではない、ということでしょうか。あるいは、昨年も書きましたが、モンダイは裁量問題以前のところにあるのかも知れません。
今回の入試での裁量問題の配点は、国語21点+数学18点+英語17点=合計56点 でした。仮に裁量問題採用校を受験して、裁量問題を全部「捨てた」とすると244点満点。上の札幌南の数字は、244点の中で最善を尽くせばどの高校でも十分戦えることを示しています。まして各教科の裁量問題で1問でも2問でも正解できれば、合格は確実となるでしょう。
新中3の人には、まずは「裁量問題以前」なのだと強調したい。裁量問題のことが気になるのが当たり前ですし、解けるようになるのに越したことはないけれど、国数英の標準問題と社会・理科を確実に得点する力を身に付けるのが先です。裁量問題に気を取られて応用問題の練習に走り、基礎固めを怠るのは本末転倒というもの。受験の戦略としても上手くありません。
そして裁量問題対策。数学・英語はどんどん先取りをして、中学の内容を早めに最後まで済ませてください。数学は教科書とワークの練習問題、英語は文法のワークの練習問題。「締め切り」は2学期の定期試験の前か、遅くとも冬期講習の前。まず一通り済ませるのが大切で、理解を深めるのは後でじっくりやればいい。
国語については、ばりばり読書をすることに尽きます。習慣のない人は読み易いものから始めればいいが、お手軽なものばかり読んでいても力はつかない。ここ2年の問題を見れば要求されるレベルがわかるはず。説明的文章なら新書に挑戦。文学的文章なら昭和中~後期の著名な作品(教科書の巻末の文学史表が参考になる)。読むべき本はおそらく学校の図書室で見つかるだろう。
ところで、昨年や今年のような状況がいつまでも続くわけはなく、合格ラインはじわじわ上昇していくと私は思います。中学生が早くから入試の圧力を感じ、塾や学校には保護者の方々から「裁量問題対策をどうしてくれるのか」という圧力が加わって、全体として入試の難度にふさわしい態勢ができつつあると思うからです。
うまく消化できているかどうかは別として、新学習指導要領の移行措置も始まりました。中学生の学力は少しずつ上がっていくに違いありませんし、そう願いたいものです。この点で、高校入試が難しくなったのは歓迎すべきことだと私は思っています。

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