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高校進学後のことも考えましょう

〔神谷塾HPの「メッセージ」欄、中学生のご父母向けに以下の記事を書きましたので、ここにもアップしておきます〕

 

まずは上の写真2枚をご覧になってください。左は私(神谷)が中学高校6年間(1975年度~1980年度)に使った数学の教科書です。右は現行指導要領下での中学高校6年間の数学の教科書の例で、中学のはいま改訂されてサイズが大きくなっていますが、厚みはそんなに変わっていません。現行では文系ではⅡBまで、理系ではⅢCまで履修するのが普通であるように、昔もⅢまでやったのは理系に限られます。

昔は中学数学の分量が多く、教科書のページ数として6年間全体の半分を超えていました。これを3年間でやり、残り半分弱を高校の3年間でやった。その半分弱にあたる高校数学も、ⅡBとⅢの中には入試に出ないからという理由でやらない部分が少しありました。

今は中学数学の分量が非常に少なく、6年間全体の3分の1くらいです。これに高校数学のⅠとAを合わせると、全体の半分くらいになるでしょうか。高校数学のBとCはそれぞれの3分の1くらいは入試に出ないということでやらない高校が多いので、中学数学+高校数学ⅠAで昔ふうのバランスになる、と考えていいでしょう。

私は、中学数学はまあ平気だったのですが、高校数学は決して楽なものではなく、結局やり残しました。つまり現役での大学受験には間に合わなかった(笑)。分量としては今の高校数学よりも少なく、土曜日にも毎週半ドンで授業があり、今からすれば授業時間数がたっぷりあった時代です。それでも終わらせることはできませんでした。私より1学年上にあたる和田秀樹氏によると、当時の灘中・灘高では、中学数学を1年でやり、高校数学に4年かけて、最後の1年を入試対策に充てていたらしい。高校数学の質・量に圧倒されていた身としては、灘中高のカリキュラムが非常に合理的であったように思えます。現在の私立の中高一貫校では最初の2年で中学数学をやり、中3から高校数学に入るところがほとんどです。それは先の灘中高の例と同じで、最後の1年を入試対策に充てるという作戦だけではなく、高校数学を余裕を持って学ぶにはそれが合理的だからでしょう。

さて、今の公立中学の生徒の多くは中学数学を3年間でやり、高校に進学してから高校数学に取りかかるでしょう。学校ではそうやって履修するように決められていますし、高校受験のための塾ではそれが普通だと思います。でも、それでいいのでしょうか。同じ3年間ずつで学ぶはずなのに、高校数学は中学数学の正味2倍ほどの量があります。質だって格段に難しくなる。中学時代に中学数学だけをやっていたのでは、高校進学後に地獄が待っていると言っても過言ではないでしょう。中学数学の範囲内でどんなにハイレベルのことをやっていても、高校数学をやっていく上ではあまり役に立ちません。だから、高校入試までは優秀だとしても、その後も優秀でいける保証はありません。

ではどうすべきかと言いますと、話は簡単で、中学のうちに高校数学のせめてⅠを、できればⅠとAを、ひととおりやっておくといいのです。教科書と教科書ガイドの組合せでもいいし、あるいは数研出版の『チャート式』の「白」が易しくて丁寧なのでお勧めです。そのレベルが通過できていれば十分で、深めるのは高校進学後にじっくりやればいい。そのためにも、中学数学はどんどん、ちょうど中高一貫私立の子らがやっているのと同じペースで進めて、中3になるまでに終わらせるのです。自主的に先取りしていく勉強はたぶん快適で、学校の授業は常に復習となっていますから当然よくわかります。

高校数学Ⅰには中3数学の発展したものが多く、不等式などはかつて中2でやっていた内容です。Aで難しいのは場合の数とか平面幾何ですが、これも中学数学の延長にある。これらをやっていると、中学数学に対する見晴らしがぐっと良くなること間違いありません。--ということは、高校数学のⅠやAを勉強しているということは、高校進学後に向けての“貯金”を着々と進めているという気分的優位さを得られるばかりでなく、高校入試に向けても必ずや有利になるはずなのです。

もともと数学は授業を受けただけでモノになるわけではなく、逆に独力でもかなりのところまで到達できる教科です。数学の好きな人も、そうでない人も、今日から実行してみませんか。

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