3月15日~3月31日 | 札幌西区個別指導学習塾・家庭教師 | 神谷塾|札幌西区の個別指導学習塾・家庭教師なら神谷塾

3月15日~3月31日

陽気が良くなってきました。日向に置いた車の中が暑くなっていてハンドルが焼けて熱いこともあります。この陽射しが被災された方々の上にも柔らかく届いていることを願ってやみません。
某日 震災後の週明けに、新年度の教材を例年より早めに注文する。東北地方太平洋岸経由の陸上輸送が大幅に遅れ気味の模様で、たとえば身近に感じられるところでは雑誌がいつもの発売日に出ない。被災池の人々の苦労を思えば雑誌の遅れなど何でもないのだが、4月になってあるべき教材がないと塾としては経済活動に支障がある。各教材メーカーの発送元はおおむね関東エリアにあるようであり、発送してもらってから到着までの時間が平常の倍ではきかないかも知れなかった。そんなわけで大急ぎで必要部数をカウントして取引先4社に発注した。
(その後、物流は予想していたよりも早く回復傾向となり、心配していたほどの遅れはなかった)
某日 次男の小学校の卒業式。これでその小学校に出かけるのは最後となる。思えば長男の入学手続きから始まって、運動会やら学習発表会やら、けっこう頑張って出かけたほうだ。絵本の読み聞かせなどというのもやったなあ。
某日 公立高校の合格発表。どちらかといえばチャレンジの受験生が例年に比べ多く、不安のタネだらけの年だったが、終わってみれば不合格はわずかに私立の1名1件のみ。合格率95%(=合格件数÷受験のべ人数×100)という好成績で、本人たちも私もスタッフも苦労の甲斐があった。
某日 春期講習スタート。新中1は例年どおり卒業式の翌週からすぐに開始する。午前10時から正午まで、まず1時間みっちり勉強したあと、1時間のテストゼミ。午前中だけでも塾で勉強してくれるからと毎年ご父母から好評なのである。
某日 思い立って、大学の学部時代(教養部のあと)に部分的に読んでいたマージナウ=マーフィ『物理と化学のための数学』(共立全書、1953)を勉強し直すことにした。陸水物理学の知北先生から薦められた本である。数学とか物理の取り組み方は化学よりはよほど良くわかっていて、進捗はひたすら遅いものの、紙とエンピツを手にまずは2時間ほど頑張った。何年ぶりかで偏微分の記号(∂)を書くときは、いささか手が震えた(笑)
 共立全書はトジが弱く、乱暴に扱っていると勉強しているうちに壊れる。それで私にも宇津徳治『地震学』という、壊れるまで読んだという本がちゃんと(笑)あって、共立全書の本を手にするたび葦編三絶(いへんさんぜつ)という故事成語を思い出すのである。上記の本はまだ壊れるほどは読んでいないし、壊すつもりで読むのではないが、壊れるほど勉強する価値はあるはず。
 さて、数学をやっているうちに電磁気学とか弾性理論にも手を出そうという気がムクムクと起きてきた。身体もアタマも少し余裕がある時期だとはいえ、まるで学部3年とか4年のときの気分であり、かなり異常(笑)。いったいどうしたことであろうか。人生の残りのカウントダウンに入り、自分は何に優先して時間を使いたいかが見えてきたということか。
某日 村山斉『宇宙は何でできているのか』(幻冬社新書、2010、226頁)を読了。宇宙全体の質量の96%は未知の物質(エネルギー)だという。あちこち非常に興味深くまたわかりやすいのだが、それと同じくらい難解で頭がついていかない部分もあり。ただし、全部をわかろうとするから大変に思うのであって、わからない箇所は目でなぞるだけでいい、ひとまず一通り読むことが大事だという知恵(笑)がついているので、難解ながらもけっこう快適に読み進めたのであった。
 

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