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6月16日~6月30日

某日 理科講座の第8回。
 【中1】植物(1):花のつくりとはたらき、身近な生物の観察
 【中2】静電気と電流、電流と磁界(1):電流による磁界
某日 理科講座の第9回。
 【中1】植物(2):身近な生物の観察、葉のつくりと光合成
 【中2】電流と磁界(2):電流が磁界から受ける力、電磁誘導
某日 地歴講座の第8回。
 【地理】九州地方 【歴史】鎌倉時代(2) 【公民】国会のしくみ
某日 地歴講座の第9回。
 【地理】中国・四国地方 【歴史】室町時代(1) 【公民】内閣のしくみ
某日 「午前十時の映画祭」で『ベン=ハー』を観る。1959年アメリカ。監督ウィリアム=ワイラー、主演チャールトン=ヘストン。ローマ帝国支配時代のユダヤ人貴族ジュダ=ベン=ハーの数奇な半生を描いたものである。製作期間6年半、製作費54億円(当時)の、MGMの社運を賭けた大スペクタクル。映画館の大スクリーンでこそ観るべき作品であろう。上演時間212分で、この間の『アラビアのロレンス』がそうであったように冒頭は黒画面で序曲があり、開演後約2時間で間奏曲(休憩)がある。映画化は本作の前に2回、後に1回(アニメ)の計4回もされているらしい。
 ところで--
 ローマ帝国時代の話であることや有名な戦車競争のシーンのことは承知していたのだが、ベン=ハーの物語にイエス=キリストの生涯が交差するとは全く知らなかった。副題が『キリストの物語』となっているのを見てちょいと衝撃を受けたものだ。主人公の波乱に満ちた数年間だけで立派に映画が出来上がるはず。キリストまで登場させたら長くなるわけである。
 キリストの話は余計じゃないのか?と思いながらずっと観ていたが(冒頭でちょっと寝てしまったが…)、途中で気がついた。キリストでも登場しないことには話がうまく進まない箇所があるのだ。主人公が脱水症状で死にかけながら幸運にも水を得て生気を取り戻したり、治る見込みのない母と妹の病が一瞬にして癒えたりと、話の要所とかクライマックスで都合良く“奇跡”やそれに準ずるイベントが起きている。そのためにキリストを利用しているように思えてならない。世界の名作をつかまえて失礼であろうか。失礼だろうなあ。
某日 「午前十時の映画祭」で『お熱いのがお好き』を観る。1959年アメリカ。監督ビリー=ワイルダー。主演トニー=カーティス、ジャック=レモン、マリリン=モンロー。マリリンに夢中になるには私は生まれるのが遅すぎたのだが、この映画を観に行ったのはもちろんマリリンが目当てである。客席には明らかに私より年輩の紳士が多く、私は若造のほうだった。白黒作品だが白黒ならではの綺麗さ。マリリンは撮影中、非常に不安定だったそうだが、画面ではそんな風には全く見えない。
 禁酒法時代のシカゴ。マフィアの虐殺現場を目撃したため追われる羽目になったサックス奏者のジョー(カーティス)とベース奏者のジェリー(レモン)は、シカゴから逃げ出すために仕事を探すが、団員を募集していたのはフロリダに向かう全員女性の楽団だけだった。女装してジョセフィン、ダフネと名乗って楽団にもぐりこんだ二人。ジョーはその楽団の女性歌手でウクレレ奏者のシュガー(マリリン)に恋をしてしまう。フロリダでジョーは再び変装し、シェル石油の御曹司「ジュニア」になりすましてシュガーに求愛する。一方ダフネに変装中のジェリーは、本物の大富豪(ジョー・E・ブラウン)から求婚される。シカゴからフロリダへ、マフィアの手からうまく逃れたかに見えた二人だが、彼らが滞在するホテルにマフィアが現れて、またもや逃避行となる。解説はこちらがいいでしょう。
 シュガーという名前は、ここでは固有名詞だが「ハニー」みたいに恋人を呼ぶときに遣う語でもあるようである。30年ほど前のサザンオールスターズの曲「Just A Little Bit」の中に「Just a littel bit, Sugar」というトドメのフレーズがあって、その頃からカノジョをシュガーと呼んだりもするのだなあ、イイなあ…と思っていたのである。それとこの映画は関係ないのであろうが、かのエルトン=ジョンもマリリンを偲んで“Candle In The Wind”という曲を書いている。桑田佳祐氏の脳内にこの映画のマリリンがいたとしても不思議ではないような。
 ところで、映画の原題“Some Like It Hot”は、映画がジャズバンドの話でもあるので、ジャズもホットに、恋もホットに、ということであるらしい。like A(モノ)B(状態)「AがBであるのを好む」という意味の用法。たとえば I like your hair long. と言えば「君の髪は長いほうが好きだよ」てな意味になるのであろう。

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