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数学前倒しのスケジュール

( 2014.4.24 追加修正しました)
( 2011.9.6 追加修正しました)

中学生のご父母と「学習進学相談会」をしていると、時々いい知恵が浮かんだり、必要に迫られて何かを考え出したりするものです。今シーズンは後者で1つ収穫がありました。

以前書いた記事「高校進学後のことも考えましょう」と関連しますので、そちらも後でご覧ください。中学生は中学数学を前倒しで勉強して、ちょうど中高一貫私立の生徒がそうしているように、中2までに中3の終わりまでひととおり勉強し、中3になったら高校数学のせめてⅠを、できればIとAをやっておくといい。高校進学後に備えての“貯金”ができるばかりでなく、高校入試にも必ずプラスに作用するから…という内容でした。

では、具体的にはどう進めるのか、カリキュラムを示していただけるといいんですけど…と、まことにごもっともなことをある方が仰ったので、これまで考えるのをサボッていた(笑)そのスケジュールといいますかデザインを書いてみたわけです。

学年・時期 中1数学 中2数学 中3数学 高校数学I 高校数学A
中1・1学期 正負の数
文字と式
方程式
- - - -
中1・2学期 比例・反比例
平面図形
空間図形
資料の整理
- - - -
中1・3学期 各単元の実戦 式の計算
連立方程式
- - -
中2・1学期 〃 1次関数
平行と合同
式の計算
平方根
- -
中2・2学期 〃 三角形・四角形
確率
2次方程式
2次関数
図形の相似
- -
中2・3学期 〃 各単元の実戦 円の性質
三平方の定理
標本調査
- -
中3・1学期 〃 〃 各単元の実戦 数と式
2次関数
場合の数
確率
中3・2学期 〃 〃 〃 図形と計量 図形の性質
整数の性質
中3・3学期 入試対策 入試対策 入試対策 復習 復習

ポイントを挙げておきます。

1) 問題集の前から順に全部解いていく、というようなことはしない。例題・類題・練習レベルを「基礎」、応用・実戦レベルを「発展」と呼ぶことにすると、大きな単元(1次関数とか図形の合同とか)ごとにまず「基礎」をひととおり最後までやり、また初めに戻って「発展」をやっていく。

2) たとえば中2の数式編が終わったら、中3の数式編に入って良い。中2の関数や図形や確率を経なくても取りかかれる。

3) 次の学年のものをやっていると所々に難所、つまり「生まれて初めてやるとすごく難しい」箇所がある。特に高校数学になると多い。そこは「今すぐにわからなくてもいい」「来年わかればいい」という具合に楽に構えて、先に進むこと。

4) 疲れたら予習の部分はペースダウンしたり休んだりする。無理をしてイヤになってしまったら元も子もないので。この点が自分で管理する勉強のいいところです。

このようにできれば高校入試も高校入学後も絶対にうまく行くだろうな~と思いますが、まあたぶん順調には行かず、特に中3で高校数学を始めるのは頑張っても中3の2学期から、となるのかも知れません。一番大事なのは現学年の勉強と定期試験。あくまでもそれが優先です。

また、高校数学ⅠAは項目を見てもわかるように、少しでもかじっておけば高校入試対策としても効果が期待できます。開始時期が遅くなったら、まず教科書レベルを読んでおくだけでもいいので、一通りやれることを目指すといいでしょう。

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