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低温やけど

今年の正月は珍しく帰省しないことにしました。それでも「非日常」が欲しいといいますか、札幌を少し“脱出”しようということで、層雲峡温泉に一泊してきたのです。往復の運転で疲れ果てて帰ってきた夜、家の中があまりに寒いので布団に湯タンポを入れて寝ることにしました。温まった布団でぐっすり眠り、快適な目覚めをするはずでしたが、まだ外はしっかり暗いうちに痛みで目が覚めました。そのときにはすでに手遅れ。寝相が悪くてはだけた足許に湯タンポが当たっていたのでしょう、左脚の脛のところに親指大の水ぶくれができていました。
湯タンポは布で包んでありましたが、布の上からでも「うわー温かい」と感動するくらいの温度でしたから、皮膚に長時間当てていればやけどにもなろうというものです。ただ、これまでも湯タンポは使っていましたし、やけどをしたことなどなかったものですから、全くの無防備といいますか何も考えていませんでした(笑)。今思えば、布団が温まった時点で湯タンポを外に出しておけばよかったのです。
やけどで水ぶくれを作ったことはこれまでにもありましたので、焼いた針で小穴を開けて中の液体を出し--そこで医者にかかればよかったのでしょうが--表面のやけどでそうしているように、ワセリンを塗ってラップでくるんでそのまま生活していました。そうしたら、治らないうえに雑菌が入って化膿。
こうなると、あとは抗生物質入りの薬を塗りつつ通気のよい絆創膏で覆って組織の再生を待つしかないようです(薬屋の薬剤師さんの話)。で、やけどをしたのが1月4日なのですが、2月8日現在まだ治りません。そこにはカサブタ様のものができてはいますし、ときどき(回復の兆しか)痒いのですが、あまり進展はありません。まあ、周囲にも内部にも痛みはなく、生活や仕事に不自由はないので、気長に治癒を待とうと思います。
さて、折しも1月25日付の『北海道新聞』に「低温やけど気をつけて」という記事が出ていましたので興味深く読んだらびっくり。治癒には1か月から2か月もかかるし、「ダメージが筋肉にまで及べば、最悪の場合、脚を切断せざるを得なくなることもある」のだそうです。これはタイヘンだ。非常にやばかった。
記事によりますと、やけどの程度は <接触時間×温度> で決まるそうです(「温度」とは「体温との温度差」でしょうか)。皮膚が赤くなる程度の「1度」、皮膚に水ぶくれができる「浅達性2度」、皮膚表面の下にある真皮組織までダメージが及ぶ「深達性2度」、その下の脂肪や筋肉にまで達する「3度」に分けられますが、低温やけどはたいてい3度まで進んでしまっていることが多い。治癒に時間がかかるうえ、深達性2度以上では治っても痕が残るそうです。(私がそうでしたが)ちょっとしたやけどと思って素人考えで放置せず、早めに形成外科か、なければ皮膚科か外科を早めに受診したほうが良いとのこと。また、低温やけどは湯タンポばかりでなく、 使い捨てカイロを皮膚に直貼りしたり、ファンヒーターの前で眠ってしまったり しても起きるとのこと。
ところで、熱い金属に触れたときなどにももちろんやけどをしますが、温度が高い一方接触時間が短いので <接触時間×温度> の値は小さく、ダメージは表面的なもので済むことが多い。それは中2理科で学習する 反射 のおかげです。「熱いぜ」という信号が脳に届いてから「では離れよ」という命令を出していたのでは手遅れになるので、足なら腰のあたりでしょうか、脊髄が「離れよ」という命令を出します。あとで脳にも信号が届いて「熱い」という感覚は生じますが、そのときにはもう身体は離れていてほぼ無事です。低温やけどの場合は、その温度は少しの時間ならむしろ快適なのですから、反射が起こりようもありません。ぐっすり眠ってしまえばそのままアウトであります。
なお、「水ぶくれ」(水疱)について Wikipedia で調べてみたところ、内容物は「血清、フィブリン、細胞成分など」であるそうです。血清とは血液が凝固して上澄みにできる淡黄色の液体成分で、血液の液体成分(血漿)そのものではないが、それに近いもの。フィブリンとは血液の凝固に関わる繊維状のタンパク質で、血小板とともに血球をくるみこんで血餅(けっぺい)となって止血のはたらきをします。私が今回つくったやつは、「弛緩性水疱」と呼ばれる、水疱膜が薄くすぐ破れるタイプでした。これは表皮内など浅いところに出現するそうですので、やけどの深さもそのくらいでしょうか。それにしても治らないなあ。
まだまだ寒い日が続きます。皆様どうぞご注意を。

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