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洋楽のすすめ(5) The Beatles:HEY JUDE

(2016年4月7日発行の『神谷塾だより』に掲載したものです)
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ビートルズには紹介したい曲が多すぎて、最初の1曲がなかなか決まらなかった。だがそうやって迷っていると何もできずに月日が流れていってしまう。だからもう、これは諸君が口ずさめれば楽しいだろうと思える曲は迷わずに紹介していくことにする。今回はお馴染みの人も多いだろうこの曲にした。
1968年の作品で作詞作曲はポール=マッカートニー。ジョン=レノンと当時の妻の破局が決定的となったときに彼らの息子ジュリアンを励ますために作られたというが、Jude が誰を指すかは諸説ある。いずれにしても、女性への求愛行動をためらう男を励ます内容。
Hey Jude, don’t make it bad
Take a sad song and make it better
Remember to let her into your heart
Then you can start to make it better

ジュード 落ち込むなよ
(今の状況が)悲しい歌ならもっと良いものにしてみろ
忘れるな 彼女に心を開くのを
そうすれば(状況は)良くなっていく

Hey Jude, don’t be afraid
You were made to go out and get her
The minute you let her under your skin
Then you begin to make it better

ジュード 心配するな
彼女をものにするためにお前は生まれてきたんだよ
お前が彼女に本気なったその瞬間
(状況は)良くなっていく

And any time you feel the pain, hey Jude, refrain
Don’t carry the world upon your shoulders
For well you know that it’s a fool who plays it cool
By making his world a little colder

辛いと感じる時はいつも 堪えることだ
でも全部をひとりで背負い込むな
だってそうだろう 格好つけてる奴は愚か者だ
自分の世界をなんだかつまらないものにして

Hey Jude, don’t let me down
You have found her, now go and get her
Remember to let her into your heart
Then you can start to make it better

ジュード がっかりさせないでくれ
彼女に惚れたんだろ さあ行け 彼女をものにしろ
忘れるな 彼女に心を開くのを
そうすれば(状況は)良くなっていく

So let it out and let it in, hey Jude, begin
You’re waiting for someone to perform with
And don’t you know that it’s just you, hey Jude, you’ll do
The movement you need is on your shoulder

だから 心を開いて自分の気持ちを受け入れろ 始めるんだ
誰かが一緒にやってくれるのを待っているみたいだが
わかるだろう やるのはお前自身だ お前がやるんだよ
うまく行くかどうかはお前次第なんだ
実は基本単語が多いわりに意味がわかりにくい。なんといっても歌詞だから韻を踏むためにその語を置いているというところもあるようで、あまり意味を深く考える必要はなさそうだ。
まず、make it betterなどのitは漠然と状況とか事情を示すことを言っておこう。以下は各部の注釈。
let her into your heart「心の中に彼女を入れる」から「心を開く」。
you were made to~「お前は~するために作られた」で「~するのがお前の役目だ」というような意味。
under (人)’s skinで「強く惹かれている,夢中である」。
forは理由を示す接続詞。well you knowはyou know wellの語順が変わったもの。itはwho以下を指す。play it coolは「クールにやる」から「格好つける」。この行と次の行は「格好つけて彼女に冷たくしてると後悔するぞ」というような意味であろうか。
ここが一番厄介。let it out and let it inのitはJudeの偽らざる気持ちだろうか。それを「出したり入れたりしろ」というのだが、漠然と「自分の気持ちをあるがままに受け入れろ」というような意味らしい。
ポールは1942年イギリス生まれ。ビートルズの主にベース担当だったが楽器はピアノもギターもドラムスも何でもできる。73歳のいまも健在で、新曲を出したりライブをやったりしている。

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