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塾長日記

洋楽のすすめ(16) BILLY JOEL:HONESTY

(2017年6月14日発行の『神谷塾だより』に掲載したものに加筆しました)

ビリー=ジョエルを取り上げるのは2度目です。今回の『オネスティ』は1978年の作品で作詞作曲は本人。日本で特に人気が高く、最初のベスト盤(写真)ではアメリカ盤には収録がなく日本盤にだけ追加されたそうだ。
honesty に対応する日本語は「誠実」。詞の中の truthfulness や sincerity も同じだと思っていいだろう。彼はデビュー当時鬱病に苦しんでいたが1977年のアルバム『ストレンジャー』のヒットで立ち直った。これはその頃に書かれた曲である。闘病時の心情に通じるような部分もあり、人によっては身につまされるのだろうか。アメリカでの人気が今ひとつなのも、歌詞が渋すぎるからかも知れない。
If you search for tenderness
It isn’t hard to find
You can have the love you need to live
But if you look for truthfulness
You might just as well be blind
It always seems to be so hard to give

   求めているのが優しさなら 見つけるのは難しくない
   生きるのに必要なくらいの愛なら手に入れることはできる
   だが誠実さを求めるなら 盲目になったほうがましだ
   どんな時も相当に(他人に)与え難いもののようだから
Honesty is such a lonely word
Everyone is so untrue
Honesty is hardly ever heard
And mostly what I need from you

   「誠実」とはとても淋しい言葉だ
   誰もがあまりに不誠実だから
   「誠実」と耳にすることはめったにないが
   それこそは僕が貴女に求めるほとんどすべてのものなのだ
I can always find someone to say they sympathize
If I wear my heart out on my sleeve
But I don’t want some pretty face to tell me pretty lies
All I want is someone to believe

   「同情するよ」と言ってくれる人はいつでも見つかる
   心の内を隠さず打ち明ければ
   だが綺麗事の顔をして綺麗事の嘘をつく奴は要らない
   僕が欲しいのは信頼できる誰かだ
I can find a lover
I can find a friend
I can have security until the bitter end
Anyone can comfort me with promises again
I know, I know

   恋人でも友人でも見つけられる
   苦い結末が訪れるまでの安心なら手に入れることもできる
   また誰かが約束の言葉で慰めてくれるだろう
   そうとも、わかっている
When I’m deep inside of me
Don’t be too concerned
I won’t ask for nothin’ while I’m gone
But when I want sincerity
Tell me where else can I turn
‘Cause you’re the one that I depend upon

   僕が深い思いに浸っている時は あまり心配しないでほしい
   そんな時は何も求めないから
   だが誠実さを求めた時は 貴女以外の誰に頼れるだろう
   貴女は僕が頼れる唯一の人だから
might[may] as well~で「~したほうがいいだろう」。
hardly everで「めったに~しない」。
whatは先行詞を自身の中に含む関係代名詞で、「~するもの[こと]」。
直訳すると「心を(服の)袖から出して身につけていれば」。
where以下はwhere else I can turn(間接疑問)と思えばよい。直訳で「他のどの場所に向かうことができるか教えてくれ」。

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