洋楽のすすめ(19) WHAM!:LAST CHRISTMAS | 札幌西区個別指導学習塾神谷塾、高校生・中学生・小学生対象|札幌西区の個別指導学習塾なら神谷塾、高校生・中学生・小学生

洋楽のすすめ(19) WHAM!:LAST CHRISTMAS

(2017年12月14日発行の『神谷塾だより』に掲載したものに加筆しました)

ワム!は1981年から1986年まで活動したイギリスのデュオ。音楽面をジョージ=マイケル(写真右)が、ステージ構成やビジュアル面をアンドリュー=リッジリー(同左)が分担したとされる。二人とも’63年生まれ。ソロでも活躍したジョージは、去年の12月25日(ラスト=クリスマス!…)に53歳で没している。
「ラスト=クリスマス」は’84年の作品。作詞作曲はジョージで、歌っているのもジョージひとり。前年発売の山下達郎「クリスマス=イブ」とともにバブル期日本のクリスマスのBGMとして一世を風靡した。いまだにこの時期になると必ずどこかで流れているので、冒頭だけでも口ずさめる人も多いことだろう。
Last Christmas I gave you my heart
But the very next day you gave it away 
This year, to save me from tears, I’ll give it to someone special

   去年のクリスマス 僕は君に心を捧げた
   でもすぐ次の日 君はそれを放り出してしまった
   今年は涙に暮れなくて済むように 誰かほかの特別なひとに捧げよう
Once bitten and twice shy 
I keep my distance but you still catch my eye
Tell me baby, do you recognize me?
Well, it’s been a year, it doesn’t surprise me

   一度の失敗で臆病になって 君とは距離を置いている
   それなのに 君はいまだ僕の目を捕らえて離さない
   教えてくれ 僕のことを憶えてるかい?
   まあ あれから1年 (忘れられていても)驚きはしないよ
“Happy Christmas!” I wrapped it up and sent it
With a note saying “I love you” I meant it
Now I know what a fool I’ve been
But if you kissed me now, I know you’d fool me again

   「ハッピー・クリスマス」 リボンをかけて届けた 「愛してる」と詞を添えて
   自分がどんなに愚かだったか今ではわかる でも
   もしも今、君がキスをくれたら 僕はきっとまた騙されてしまうだろう
A crowded room, friends with tired eyes
I’m hiding from you and your soul of ice
My God, I thought you were someone to rely on
Me? I guess I was a shoulder to cry on 

   混み合った部屋 疲れた目をした友人たち
   君と君の冷たい心から僕は隠れている
   なんてことだ 君を信頼できるひとだと思っていたなんて
   僕はどうかって? ただの相談相手だったんだろう
A face on a lover with a fire in his heart
A man under cover but you tore me apart 
Now I’ve found a real love you’ll never fool me again

   僕は恋する者の顔をしていただろう 心に炎を燃やして
   だからひっそり隠れていた なのに君は僕の心を引き裂いた
   やっと本当の愛というものがわかったよ 二度と君に惑わされはしない
Maybe next year I’ll give it to someone special
Who’ll give me something in return
hold my heart and watch it burn

   来年は誰かに心を捧げられるだろうか 僕にも愛を返してくれる誰かに
   僕の心を捕らえ 心が燃えるのを見つめてくれる誰かに
I’ve got you here to stay, I can love you for a day
I thought you were someone special

   君がそばにいてくれるなら 一日中でも愛してると言えるよ
   君をかけがえのないひとと思っていたんだ
give awayは「(人に物を)ただでやる」。ここでは「手許から放り出す」。
「一度噛まれると次は臆病になる」。bittenはbite(噛む)の過去分詞。
a shoulder to cry onは「泣くための肩」から「悩みを聞いてくれる人」。
toreはtearの過去形。tear apartで「…を引き裂く」。
彼女の相談に乗っているうちに惚れてしまったが、彼女にはその気はなかったらしい。単にフラれただけだろうに、彼女を悪く言い過ぎ。しかも未練たらたらで、今年は結局告白する相手は見つからず、来年はたぶん、とか言っている。洋物のラブソングに一人称で出てくる男にはこんなやつが多いな…と思うのは気のせいか。

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