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洋楽のすすめ(27) JUDY GARLAND : OVER THE RAINBOW

(2019年2月18日発行の『神谷塾だより』に掲載したものに加筆しました)

演奏の模様はたとえばこちらに。

ジュディ=ガーランド(1922-69)はアメリカ合衆国の女優・歌手。ミュージカル映画『オズの魔法使』(1939)で大人気を博し、以後も『スタア誕生』(1954)などで抜群の歌唱力を披露して、1940~50年代のハリウッドを代表する大スターの一人となった。娘のライザ=ミネリも女優。

邦題「虹の彼方に」は『オズの魔法使』の劇中歌で、E. Y. ハーバグ作詞、H. アーレン作曲。2001年に全米レコード協会が発表した「20世紀の歌」365曲で堂々の1位を獲得したそうである。(ちなみに2位は本欄で前回取り上げたビング=クロスビーの「ホワイトクリスマス」)

発表当時のアメリカは世界恐慌(1929)以来の不況が続いており、ヨーロッパでは第二次世界大戦が勃発している。生活苦や戦争への不安を抱えたアメリカの人々に広く支持されたようである。

Somewhere over the rainbow way up high 
There’s a land that I heard of once in a lullaby

   どこか 虹の彼方のうんと高い所に むかし子守歌で聴いた国がある

Somewhere over the rainbow skies are blue
And the dreams that you dare to dream really do come true 

   どこか 虹の彼方では 空は青く 信じた夢はきっとかなう

Someday I’ll wish upon a star 
And wake up where the clouds are far behind me 
Where troubles melt like lemon drops 
Away above the chimney tops
That’s where you’ll find me 

   いつの日か私は星に願い 雲をはるか下に臨む場所で目覚める
   そこでは悩み事はレモンドロップスのように溶けてなくなる
   煙突の頂上のずっと上で あなたは私を見つけるでしょう

Somewhere over the rainbow bluebirds fly
Birds fly over the rainbow
Why then, oh why can’t I?

   どこか 虹の彼方では 青い鳥が飛ぶ
   鳥たちは虹を越えていくのに どうして私にはできないの

If happy little bluebirds fly beyond the rainbow
Why, oh why can’t I?

   もし 幸せな青い鳥たちが虹を越えて行くなら
   なぜ ああ,なぜ私にはできないの

wayはawayの頭音が消失したもの。「ずっと,はるかに」
dare to~で「あえて~する」「思い切って~する」」
wish uponで「…に願いをかける」
④⑤⑥ whereはいずれも先行詞を含む関係副詞。④⑤では副詞節を導き 「~する場所で」。⑥では名詞節を導き「~する場所」。

名曲はカヴァーが多い。単純にover the rainbowで検索するとトップにヒットするのがコニー=タルボット(2000-)の6歳のときのもの。なんだ子供じゃないかと期待もせず聴いてみたら物凄くうまいのでかなり驚いた。一聴の価値あり。

演奏の模様はたとえばこちらに。

なお、神谷のお勧めは手嶌葵によるカヴァーです。
演奏の模様はたとえばこちらに。

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