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洋楽のすすめ(34) NAT KING COLE : SMILE

(2020年5月9日発行の『神谷塾だより』に掲載したものに加筆しました)

チャールズ=チャップリン監督・脚本・主演の『モダン=タイムス』という映画がある(写真下)。製作は1936年、音楽付き無声映画で、美しい主題曲もチャップリン作曲のもの(器楽のみ)。後に J. ターナー と J. パーソンズ が詞を書き、タイトルを「スマイル」として、ナット=キング=コールが歌って1954年に大ヒットした。 N. K. コール(1919-65)はアメリカのジャズ歌手・ピアニスト。

「スマイル」は J. ガーランドや M. ジャクソンら多くの人にカヴァーされ、最近ではレディー=ガガが自宅で歌った動画を配信している。(J. ガーランドは本欄第27回「虹の彼方に」の歌手)

N. K. コールの演奏はたとえばこちらに。レディー=ガガの演奏はたとえばこちらに。

Smile, though your heart is aching
Smile, even though it’s breaking
When there are clouds in the sky, you’ll get by


笑ってごらん 心が痛むときも
笑ってごらん 心が折れそうでも
空が雲に覆われていても
君ならなんとかやっていけるから

If you smile through your fear and sorrow
Smile and maybe tomorrow
You’ll see the sun come shining through for you


恐れや悲しみの中にあるときも
笑っていれば きっと明日は
雲間から太陽が現れ輝くのが見えるだろう

Light up your face with gladness
Hide every trace of sadness
Although a tear may be ever so near


その顔を喜びで輝かせ
悲しみの跡を隠してごらん
涙がまたこみ上げてくるとしても

That’s the time you must keep on trying
Smile, what’s the use of crying
You’ll find that life is still worthwhile
If you just smile


いま諦めてはいけない
笑ってごらん
泣いたって何にもならないじゃないか
人生はまだ生きる価値があるとわかるよ
ただ笑ってさえいれば

even though (=even if) は「たとえ…でも」。 it は前行の your heart 。
when の節は前行からの流れで「たとえ…の時も」と解釈した。
Smile and は前行の意味の反復になっている。
keep on ~ing で「~し続ける」。直訳すると「頑張り続けなくてはならない時だ」。
what’s the use of ~ing? で「~して何の役にたつのか」。
worthwhile は「時間・金・労力をかけるだけの価値(やりがい)がある」。
 例: This movie is worthwhile. 「この映画は観る価値がある」

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