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塾長日記

『感染症の日本史』

磯田道史『感染症の日本史』(文春新書,2020,255P)を読了。中学歴史ではたぶん全く触れられないことだが,有名な「スペイン風邪(インフルエンザ)」をはじめ天然痘(疱瘡:ほうそう)やコレラ,麻疹(はしか)で日本は何度もパンデミックになっていることにいささか衝撃を受ける。

古墳~飛鳥時代 仏教の伝来に伴って天然痘が渡来。敏達天皇・用明天皇もこれで死去。

奈良時代 聖武天皇のころ天然痘が流行,藤原四兄弟もこれで死んでいる。東大寺大仏の建立には病の沈静化の願いも込められていた。

江戸時代 都市化が進んで感染症が流行しやすくなる。天然痘が何度も流行。15代の将軍のうちなんと14人が罹患(残るひとりは8歳で死んだ7代家継)。名君で知られる米沢藩・上杉鷹山は感染症対策も抜きんでていた。麻疹も13回流行。幕末には麻疹に加えて開国によりコレラも流行。

大正時代 スペイン風邪(インフルエンザ)が世界的流行。日本でも本土だけで45満員が死亡。昭和天皇も原敬,山県有朋も罹患。

ウィルスに対する知識もワクチンもなかった時代,人々や為政者がどのように対応したのか,非常に興味深くまた参考になり,しばしば感動もする。

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