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学習のヒント

学力をつけるための日常生活の心得

【『神谷塾だより』第212号(2014年7月22日発行)の記事を修正】

 もうすぐ夏休みです。勉強方法を見直してみるいい機会だと思いますので、以下の話を参考にしてみてください。

1. 朝食をしっかり
 大脳は一日におよそ500 kcal(ご飯ならばお茶わん3杯分くらい)のエネルギーを消費するそうだ。通常の活動でこの値だから、勉強に励む君たちではもっと大きな値になるだろう。勉強するとお腹が空くのはこのためだ。その日に使うエネルギーを摂取するのが朝食の目的。朝食抜きで活動すると、肝臓に保存されているグリコーゲンが消費されて肝臓に余計な負担がかかる。おにぎり1個でもいいから食べること。

2. 朝刊を読む
 社会に対するアンテナを張ろう。テレビに頼らず活字で情報を得たい。「いま社会で何が問題になっているのか」に絶えず関心を持ち、さらに「自分は社会のために何をしたいか」をときどき考えよう。

3. 眠るやつほどよく伸びる
 大脳だって細胞の集まりだ。休ませないとちゃんと働かなくなる。ある予備校の調査では、大学受験の浪人生で伸びる人の平均睡眠時間は一日7時間、あまり伸びない人は5時間半程度だった。ゲームなどをしてだらだら起きているのは問題外だが、勉強熱心なあまりいろんなものに手を出しすぎて夜ふかしをするのもまずい。肝腎の授業中に舟をこいでいては本末転倒だ。やるべきことをやったらサッと寝よう。

4. 鳥よりも早く起きる
 北海道の夏は朝が早い。午前4時にはもう明るく、鳥が活動を始めている。家族でいちばん早く起きて勉強するのは気分がいいだろうし、朝食もしっかり摂ることができる。中3生は夏期講習の予習を前夜にすべて終わらせようとすると夜更かしをすることになるだろうから、課題を一部残しておいて朝にやるのも良し。むしろそのほうが8時半からの授業にスムーズに入れるかも知れない。睡眠不足だと思ったら昼寝をしよう。

5. いつも心をヴィヴィッド(vivid)に
 学習効果が早く現れる人はおしなべて好奇心が強い。勉強以外のことにも絶えず関心を持ち、たまにはテレビも見て、友達とも遊ぶ。勉強に疲れた時は効果的にリフレッシュ。常に精神活動を活性化させておくことが、学んだことを消化・吸収するためには重要なのだ。同時に、軽い運動で汗を流す時間を作るようにし、身体も活性化させておくのが良い。

6. いやなものから先に
 伸びる人は必ずいやなものから優先的にスタートする。好きな科目、得意な科目だけをいじくりまわして不得意科目に切り込む勇気のない人は伸びない。

7. 継続は力なり
 自分ではかなりやっているはずなのに成績が伸びないと気持ちが沈むものだ。しかしその感じこそ、やがて学力の伸びが得点となって現れる予兆なのである。教科にもよるが、学習の効果が数字として見えてくるのは2~3か月後。楽天的に持続しよう。特に数学や英語はできるだけ毎日やること。得意な人でも、3日空けるとカンが鈍るものである。

8. 試験のあとで
 試験の答案が返ってきたら間違いをこそ大切にする。「そこをもっと勉強せよ」と教えてくれているのだ。そして、得点や順位や合格判定にこだわりすぎないこと。それより、良かった時にも、良くなかった時にも、その原因を分析せよ。良かったのはたまたま直前に勉強したことが出たからかも知れない。「勉強が足りなかった」という自覚があるのなら、しっかり補強しなくては。「勉強したのに良くない」ものがあったら、方法がまずい可能性がある。分析結果を次の試験に活かそう。

9. 机に向かえないとき
 誰にでもスランプはある。いま好調でも、夏休みが終わるころにやってくるかも知れない。「机に向かわなくてはならないのだが気分が乗らない」という時は環境を(いろいろな意味で)変えてみるといい。早朝勉強型に切り替えるとか、塾に来る前に書店へ寄って参考書を探してみるとか。勉強机の上を片づけてゼロにするのも意外に効果的。スランプだから…といって何もしないでいるとどんどん落ち込んでいくものだ。とにかくエンジンをかけることである。

10. 将来に残るものを作れ
 君たちは勉強に専従しているのだから、様々な勉強のノウハウを持っているだろう。それを洗練させて、自分固有の方法を開発せよ。「集中力を持続させる方法」「常に体調をベターに保つ方法」「スランプからの脱出法」「全教科に目を配り、じりじりと総合力を上げてゆく平衡感覚」…なんでもいい。高校・大学・社会でそれは必ず役に立つ。

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